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◆ネック修正02.オイル塗装

オイル塗料です。左から、荏油、煮亜麻仁油(ボイル油)。それに、カシュークリアです。ホームセンターで買ったモンばかりです。台所や食卓にある油は、固まらんバィ。
これらをブレンドして、プラスチックの容器(中身は、飲んだバァ〜ィ)に入れとります。荏油より煮亜麻仁油の方が乾きが早く、荏油の方がサラッとした手触りになる様です。荏油6:煮亜麻仁油4:カシュークリア1ぐらいの割合にしてます。カシューの原液はドロドロで濃いので、1割でも多いかもしれません。カシュークリアでも、茶色いです。
これ以外のオイル塗料を使ったことが無いので、他は分かりません。ホームセンターには、もっと色んなオイル塗料がありますよね。白っぽい木では、木への吸い込み具合で色ムラが出来るので、出来るだけ色が付いてない塗料が無難だと思います。後でオイル研ぎをすると、ますます色ムラが激しくなります。着色して、オイル研ぎしない手もあります。

一番右の容器は、カシュー(透)入り濃い目です。色が濃いので、仕上げにしか使いません。無くてもイイです。

 

ブレンドオイル塗料を塗ります。サンディング不良があると、ここで傷が見えてきます。1度目でほぼ色が決まります。2度目からは、付けようとしても色はほとんど付きません。
一番色(ムラ)が付かない方法は、ブレンド無しの素のオイル塗料を一回目に塗るトです。乾燥に2〜3週間かかります。2回目からカシュー入りを使います。ガッツテレ松とRed Padoauk は、この方法でした。
下塗りにシャバシャバカシューを塗って拭き取り・サンディングしてからオイル塗装する場合もあります。ボコG・Bは、これでした。これもお勧めです。

手垢がついたまんま、指板にも塗ります。この指板は、ウェンジです。

塗ってすぐ#320でオイル研ぎします。耐水ペーパーでなくて普通の紙のサンドペーパーで大丈夫です。

指板の色(木紛)がメイプルに付く心配がある時は、オイル研ぎを2度目の塗装以後にします。パドウク指板の時は、そうしてた。

 

あんまり染み込んで欲しくないので、すぐゴシゴシ拭き取ります。指板の手垢も拭き取ります。ホントにゴシゴシです。特に、フレットと指板の境目の手垢をしっかり取っときましょう。
掲示板で、オイルが染み込んだ布の処理の話題が出てましたね。火事は怖いので、水に浸してビニール袋で密閉して捨てています。

サンドペーパーの傷を見つけたら、オイル塗料をつけてサンドペーパをやり直しましょう。塗装中にも、修正可能チュウこつばぃ。

時々布で磨きながら、1週間ぐらいは乾かさんとイカンでしょう。
本当は乾くんじゃなくて、酸化(酸素と結合する化学反応?)です。ということは、湿気に左右されんトです。そんでも、木が湿気てたらヤなので、一回目の塗装は晴れた日にしましょう。

 

ついでに、ボディも追いカツオならぬ追いオイル塗装しました。汚れも取りながら、表面に薄〜くオイル塗料を擦り込みます。

完成した時よりも、さらにしっとりした光沢が出てきて、嬉しい瞬間です。

   
ちょっと脱線。
ガッツテレ松もバラして、追いオイル塗装しています。こちらは、11ヶ月ぶり。ピックガードの日焼け跡がほとんどありません。木の性質でしょうか?
 
乾燥に時間がかかります。
ボディを立てて置くと、 色が濃くて地味に見えるとです。横にすると、杢が見えるとです。
 

ローラーナットが汚かったので、バラして磨きました。

 

元に戻って、No,001のネックの塗装を続けましょ。2度目のオイル塗装です。2度目からは染み込みも少ないので、擦り込む程度にしました。3〜4回ぐらい塗り重ねれば良いと思います。
下のマット(古くなったトレーナー) が、年季入ってます。

 

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