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◆06.指板

  

まだ、指板を作っておりませんでした。ローズウッドです。
まず、サンドペーパー板で指板材片側の直線を出しています。

端の直線から規準となる指板のセンターラインを書きます。次に図面をスプレーボンド(強)で貼り付けて、実寸確認しています。図面は、A4二枚でつなぎ目があるので、慎重に確認しておきます。ずれていたら、図面を貼り直して繰り返します。

図面に書いたフレットタングの0.6mm幅を、スコヤを当てながらカッターナイフで切ります。

 

直角ガイドを使って、フレット溝を切っています。0.6mmの図面の切れ間にキレイに溝が出来ると、なかなか気持ちんヨカです。インド・ローズです。これまで指板に使ったウエンジ、オバンコルより加工が楽であっさり出来てしまいました。

サイドを切ってます。この後、カンナとサンドペーパー板で直線を出しときました。

 

順調にポジションマークを入れてます。今回も、木にしました。何の木だったか?ライムと書いてあったような、、、木口は、オイル塗装すると色が濃くなるのでどんな感じになるのか分からんとです。木棒の先端のガタガタを、鉛筆削りで少しだけC面を取っときます。

木工用瞬間接着剤で埋め込んで、出っ張りをダボ切りノコでギコギコ。

 

机に両面テープで固定して、指板Rを削ってます。

#60削りから#600まで磨いて、サンドペーパーの裏側の紙で磨くと光沢が出てきました。まだ、バインディングを接着したりフレットを打つのでそこまでしなくてもヨカですが、、、山本さんも同じようなことを書いとったとです。
少しウネッた流れるような木目が出てきました。

 

指板接着の前に、位置固定用の釘です。クランプで仮どめして位置を決めて、フレット溝に細いクギ穴を空けます。今回は、4点にしました。

タイトボンドで接着です。バインディングを付けるので、数十分後いったんクランプを外してはみ出たボンドを取りました。またクランプして、一晩以上置いときます。

 

ネック作業中は、シャツを着てもらいましょう。幼児体形やったとバイね。

指板バインディングは、乳白色にしました。白とどう違うのか?
フレット溝に入り込んだセメダインCを、固まる前に欠き出しています。台所にあった食器を削って、専用のヘラを作りました。 角砂糖をつまむアレです。

  

はみ出たバインディングを削りました。指板ごと削ったので、前に光沢が出るほど磨いたのは全く無意味やったとです。

半九「 兄貴、アーチよりこのまま塗料でシャツを固めたら、インパクト強うなかですか?」
兄貴「わしも、アマチュアギター制作を卒業したらアーチストデビューを狙うトッタとこバィ。」
半九「モザイクは、アートの一部やったとですか。なるほど。」
兄貴「・・・」

サイドジャックの穴を空けております。ボディサイドのルータ作業が済むまで、穴開けを我慢しておりました。
 

半九「社長、ジャックの穴にしちゃー太うなかですか?」
社長「 失敗やなかバィ。ワシはな、この穴にはもう一つの役割を与えることにした。fホールから入らんかったVolをここから入れようッチュウ戦略バィ。」
半九「社長の計画性のなか、失敗のツケやと思いますが。」
社長「ナンチュウ事を言うとや! シェからしか〜。これこそ構造改革バィ。失敗は、ナスがママともいう。」

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