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No,006 Bass-1
◆01.切り出し・PU加工

同じ構造のギター連続では飽きてきたので、ソリッドBassを作り始めます。硬く締まった音がエエやろうと思いまして、パドウクボディとホンジュラスローズ指板を用意しとりましたが、モンキーポッドとローズが手に入りましたのでこっちにします。初ベースなんで、気楽に冒険や実験してみます。使った事ない木を使うてみたーなるバィ。
モンキーポッドはマホガニーに似たウォームな音だとされていますが、木材はマホより少し硬いです。

 

ベースの指板が2枚取れるサイズです。白い部分は、虫食いや割れを避けたら入りませんでした。基準になる直線を作ってます。アイチさんのインドローズとは、感じが違います。山本さんのテレ-トップのローズと同じ入手先です。

だいぶ写真をハショッて、フレットの溝切りが終わりました。

1弦と4弦の両端の空きを同じにしようとすると、4弦の方が太いので指板の左側が大きくなって、左右非対称になりました。これでええのか? ギターではそこまで考えとらんです。

 

棒タイプのトラスロッドを使うので、湾曲するように段差をつけて溝を掘ります。
スーパーベース屋さんでは2本ロッドだったり、 カーボンロッドで補強してたりしますね。そもそも、トラスロッドはセンターでエエンでしょうか?

ロッドのフタです。タイトボンドを付けて根っこの方から叩き込んで、ロッドと一緒に曲げます。あら、写真がない。

ネックは、比較的木目が真直ぐのハードメイプルをベース用に取っておりました。ところが、幅が60ミリしかなくて、ネックエンドで1ミリ足りませんでした。継ぎはぎしてます。少しなんで、ネックポケットで隠れる予定です。
 

ヘッドの耳は、ボディとお揃いでモンキーポッドにしました。

ペグの下穴を空けてから、厚みを削ります。

 
 

モンキーポッドの白いところを入れて、節約してこんな木取りにしました。 2トンカラーですタイ。フシを避けられんかった。はぎ合わせて白を中央または両サイドに持ってくるのも検討しましたが、山本さんに先にやられてしもうたし。
半九「楽しただけやナカですか、」
課長「これはなぁ、イタリアンデザインを取り入れとるとバィ。」
半九「どのへんが?」

中央はバンドソーが届かないので、手ノコです。

大ざっぱに切り終えました。厚みが足らないので、真ん中にハードメイプルの板をはさんで三層構造にします。少しは、硬めの音になるか?

トバイアス風で、右のカッタウエイが他のギターと同じデザインです。トバイアスさんはブランドをGibson に売り飛ばし、今はMTDでやっとッとですね。

リアPUは、よう分からん WASHBURN のダブルコイルです。 その昔、日本製ウォッシュバーン ディバイザー製造の誰だかモデルの変形ベースに使われていたそうです。

PUの表にメイプルのつき板を貼って、スーパーベースPUもどきにします。

最近YesのDVDを買いまして、鬼顔クリススクワイヤのベースの音が気になっとります。師匠のベースは、リッケンバッカーを中心に皆ん〜なネック近くにフロントPUが付いております。ひょっとして、ゴリゴリブリブリの独特の音はフロントでやっとるのかも。
というわけで?エセFRONT PUを作ります。カスPUをスーパーBASS PU風に 改造します。え〜!ギター用しかもシングルPUをベースに!邪道〜!とそこら中で言うてるでしょう。トレブリーなFRONT PU なんてどげんね。リアPUは、ちゃんとベース用やけんね。
まずは、銅箔でシールド。配線を2芯シールド線に付け替えました。

 

MDFの木枠を作って、PUをホットメルトで固めます。中身より、ルックスっちゅう姿勢バイね。

 

ツキ板の接着・簡易オイル塗装をして、スーパーベースPUもどきの完成です。
ツキ板は、濡れ布にアイロンで押さえ込んで曲げました。

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