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◆01.ストラップピン、ブリッジ

 

ボコGのよっちゃんのバンドのベーシストから修理を依頼されました。ナットが削れるんで、ブラスナットに交換して欲しいチュウ事でした。最近Dチューナーを付けたそうで、ますます削れるらしい。

アッシュボディでとっても重いです。これ、結構お高いベース?

 

この4弦の黒いチューナーがDチューナーです。レバーを引くとワンタッチでE→Dに下がります。

 

なるほど、削れとる。ナットの溝がすでに補修されとる。弦溝を埋め直すには、何を使うのがいいんでしょうか?

ギターと違って、ベースなんで削れ方が激しいんでしょう。ブラスでも大丈夫なんやろか。

 

そんで、他もチェックしてみると、、、ありゃ〜。こんな尖ったとこへ、ストラップピンを付けるのは無理があるんでしょうか。このベースは重いし、ネジが緩んでグラグラになって、塗装を割ってしまったようです。軽く塗装のタッッチアップ程度で目立たんようにしときましょう。

尻のストラップピンもネジが緩んでました。

後付けのダバスブリッジです。あれ!よく見ると、真ん中の取り付けネジが折れてボディの中に残ってます。

ナット交換、塗装タッチアップ、ブリッジのネジ補修の三本立てで行きましょう。
三つの作業を同時進行しとるとですが、分かりやすいように説明順を並べ替えてます。

 

 

まずはストラップピンから。シャーラーのロックピンです。ネジを取ってみると、緩んだまんま使い続けたせいで、ネジが曲がってました。

ストラップピンの台座が乗る平面を作ってます。これで、少しは丈夫になるやろ。

塗装のはげた部分に黒のステインを塗ってます。
 

こんなとこも、塗装割れちゃってました。なんか塗ってあるとです。

ピンセットとカッターナイフでこそぎ落としたとです。

こちらも黒ステイン。黒い部分でよかった。
 
その上から、フレッシュアクアFクリアを筆塗りしとります。何回も重ね塗りしたとですが、そげん厚塗りにぁならんバィ。
 

ブリッジの残り二つのネジも折れるんじゃないかと、ヒヤヒヤでしたが無事取れました。

わしもメイプル等の硬い木で木ネジを折ってしもうたことがあるトです。原因は、ネジに合った下穴をあけとらんとです。
ボディのアッシュは硬い木です。4ミリの木ネジに、3ミリの下穴にしてありました。硬い木の場合は、3.5ミリがヨカです。

折れたネジを抜きたい。まずは、折れた4ミリのネジに2ミリの穴をあけてみました。
ホームセンターでネジを抜くビットを買ってきました。先が逆ネジになっとって、ネジが緩む方向に食い込んで行くとです。しっか〜し、木ネジはキツークはまっておりまして、逆ネジは穴をはねじ切ってしまいました。人生、そう甘うなかです。
くっそ〜、赤字ばぃ。
 

もうこうなったら、ほじくるしかなか!

ウリャウリャ、、、

おお! 取れた。親知らずんごた。

 

またネジ穴をあけ直すんで、硬い木で埋めます。ビーチ?バーチやったか?

穴の周辺は、ほじくった穴があるとです。木の粉と瞬間接着剤できっちり埋めて固めとります。

出っ張りを削って、

 

埋まったけどあんまり奇麗じゃない。

ちょいとステインと塗料でごまかしときましょう。

 

下穴をあけ直してます。

ネジは、ステンレスに変えました。

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