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◆02.ブラスナット

 

ナット交換バィ。

まずは指板を掃除しとくと。手糞を歯ブラシで取って、布で拭いてます。

 

ナット幅は、38ミリで、左右の余白?が3ミリでした。

 

ナットが塗装をかぶっとるんで、切れ目を入れます。

特にこの部分の塗装が厚い。ナットを取り付けてから塗装して、溝を掘ってあるんですね。
ヘッドは塗装が厚くて、指板は塗装が薄い。

きっちり、カットしときます。

そんで、ナットに木片を当てて叩きます。取れません。以前、取れなくて強く叩いてナットのヘッド側の木まで割ってしもうたことがあるトです。

 

奥の手を使いましょう。

ノコで、ナット中央をギリギリまで切ってしまうとです。このやり方は、StewMacのサイトにも紹介されていました。

そうすると、両側から内側へ倒してやればいいので、木部への影響が少なくて済むとです。

うまく外れた。

溝をキレイにして、

ブラスナットがはまるように調整しときます。

ブラスナットは、去年か一昨年、東京へ行った時に購入してました。もう一個ぐらいは買ってあったはず。

 
カットした塗装部分を磨いときました。
指板がいまいちキレイでなかったんで、コンパウンドで磨いてみました。効果無かった。レリックになりやすいように、指板の塗装は薄くしてあるんでしょうか?
半割れ鉛筆で〜す。
 

弦の太さをノギスで測って、コンピュータで溝の位置の図面を作りました。弦の中心で均等割付けをしとったとです。元のナットは、若干2、3弦が1弦寄りにシフトしてあったので、合わせました。弦と弦の間を均等?

ナットに貼付けて、

 
溝を削っとります。ベース用のナットファイルを持っとらんので、細い丸棒ヤスリ一本で削っとります。

ある程度できたら、ハメてみて大きさを合わせます。

弦を張って現物確認。

もうちょい調整して、

オーナーの要望で、溝がまた削れるかもしれんので少し高めにしてあります。

 

サンドペーパーとコンパウンドで磨いとります。

ツルピカにしとくと、錆びにくいみたいです。どーせ何時かは茶色くなるんやけどね。

よっしゃ、できた。

 

ちょびっとだけ瞬間接着剤をつけてナットをハメました。

 
それで、塗装がどうなったかというと、、、
毎日少しづつクリアを塗り重ねておりましたが、一週間では元の塗装の厚みに到達できず、段差が残ってしまいました。20回ぐらいは塗ったんやけど、時間切れです。この状態で、引き渡しとなりました。
また時間があったら、キレイに仕上げましょう。

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