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◆01.計画/ネック-1

実は、マホガニーの素の音っちゅうのがよう分かっとらんとです。もちろん今までマホガニーも使ってましたけんど、硬い木と組み合わせてボディを作ってました。マホガニーのエレキギターというと、私のイメージではブリティシュハードロックの匂いがして、一度は触れてみたい。今回はネックもボディもアフリカンマホガニーです。
マホは、エレキでは柔らかく太い音、アコギでは明るくブライトな音とされていて少々ミステリアスな感じもします。そんなオーバーな。思い浮かべるのは、Flying V やSG を使っとるハードロックです。

 

アイチ木工さんから、木材が届きました。
左の2枚は、今後使う板。中央が、ソリッドボディ用の46mm厚の板。右は多層ネック用に細切れにしてもらったネック材(3台分)です。ぜ〜んぶ、アフリカンマホガニーです。しばらく、放置して乾燥させたいのぅ。

形は、今までと同じオリジナルデザインにチョイトGibsonっぽさを出したいトです。浅めですけどアーチドトップにして、、、オールマホのPRSみたいな感じ。
そうなるとバインディング・角度付きヘッドにセットネック?、ドゲンしょうかな〜。

 

オールマホといいながら、ネックは硬い木と組み合わせて多層ネックにします。
マホガニーはネック材としても一般的ですけど、メイプルなんかに比べたら柔らかい木材です。こーのさんも暗中さんも折れたネックを修理しとったしなぁ。ヘッドをFender スタイルにするかもヤし、、、。
マホガニーでも、ホンジュラスはもっと丈夫で高価格。サペリというのも丈夫らしい、まだ未体験。

そんで用意した硬い木材がこれ。4mm厚のタガヤサン(鉄刀木)。この漢字から、タガヤサンとは読めんよなぁ。産地の国での呼び名やろか。 木目は、ウエンジによく似ています。以前指板に使ったウエンジより硬いです。5ピースネックにします。

タガヤサンをカット。

ネック両サイドのマホは、断面が正方形の角柱にしてもらっとります。木目や反りの方向の組み合わせを決めます。
両サイドのマホとタガヤサンをタイトボンドで接着。

はみ出たタガヤサンを削っとります。
中央の細いマホと接着。
できるだけ段差ができんように接着します。でも、段差できます。平面になるまでサンドペーパー板で削るトです。汗ば出るバィ。
怪しげな木目が出とるバィ。この時点で板厚21mmです。
ネックエンドを垂直にカット。
ネック材に製図して、トラスロッドの溝を掘ります。ロッドは、いつものGuitarWorks さんのダブルタイプです。
深さ6mmまでストレートビットで掘って、残り3mmチョイを丸頭のビットで掘りました。マホだとキレイに掘れました。メイプルだと焦げるとです。
 

ロッド自体があまり精度よろしゅうないので、現物合わせであっちこっち削って合わせます。

軽く押し込むとぴったり溝の中に入るまで、調整しました。ロッドが面から出っ張っとるのはNGなんで、0.数ミリ沈み込むようにしとるトです。

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