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◆03.フレット溝切り

テレボディを先に作っていて、2ヶ月ブリにこのギターに戻ってきました。もう、次に何の作業をしようとしていたのかさっぱり思い出せんとです。

指板の片側をカットしてます。もう一方は、基準となる直線を出してありました。そこまでやっとったか。

指板エンドをカットしとります。なぜか、指板エンドを2ミリ短くカットするように自分で書いてました。図面を見てもなんでそうしようとしていたのか思い出せん。分からんので、元の長さでカットしました。

 

ついさっき使っとったのに、1mのアルミ定規が見つかりません。10分ぐらい探してました。こんな分かりやすいトコに置いてました。ふといつもと違う場所に置いてしまうと、見えとっても分からんとです。
「ボケとるだけやナカですか?」
「こんなんは、まだマシな方じゃ。」

指板にスプレーボンドで図面を貼って、フレット位置の確認をしよトです。

貼り付けた図面のフレット溝の部分をカット。

フレットの溝切り。片側のサイドを基準にして、直角になる様に切ってます。

ここで、なんで指板エンドを2ミリ短くしようとしていたのかやっと分かりました。思い出したんじゃなくて、気付いたっチュウわけです。
2ミリのウッドバインディングを付けるんやったとです。カットするバァ〜ィ、やっとモヤモヤがスッキリ。

2ミリ厚のチークです。しばらく手で押さえてました。

基準面を残しておいた側をカット。
おお!ローズの香りがする。不思議な感じですよね。 ちなみに、パドウクだともっと甘い香りがします。

 

ノギスで寸法を確認しながら、少しずつサンドペーパー板で削っていきます。ウッドバインディングが来るので、両サイド2ミリづつ小さい寸法です。
また、鼻クソが黒うなりそう。花粉どころやないトです。

両サイドにもチークをタイトボンドで接着。

マスキングテープを切らしてまして、セロテープで押さえました。追加で輪ゴムも使こうてみたト。昼に食うた弁当の輪ゴムがいっぱいあった。

 

ボンドが生乾きの内に、フレット溝に入ったボンドを掻き出してます。
角砂糖をつまむアレを削って作ったトです。だいぶ前に、一度登場してます。

一晩乾かしましょう。

 

接着中にポジションマークなどに使う木栓を作っときましょう。直径6ミリの埋木が作れる特殊なビットです。白っぽいのはメイプル、黒っぽいのはローズウッドやエボニーから作ります。こげな端材でも役に立つとです。でも、埋木より木屑にしてしまう方が多い。

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