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◆00.計画

No,010セッケンバッカーのオーナーFKさんより、次なる指令がやってまいりました。「このギターのネックとハムPUを使って、テレキャスターにして!」。

おぉ!こりゃBacchusの2007G-Custom Limited ばぃ。しかも12本限定?の01番です。
ローズネックもライトアッシュボディも初体験。ハイミッドよりもう少し高音よりのとってもクリスピーな感じ。低音弦もしまってます。

作りが凄くしっかりしていて、オーラを感じます。これを改造スンの?

 

ローズネックに張りローズ指板です。なんとネックと指板の木目が合っていて、繋ぎ目が分からん!。一枚のローズ板から指板材を切り出してトラスロッドを仕込んだ後、また同じ位置に指板を接着してあります。恐るべし!これは、作れんのウ。

トラスロッドは、シングルタイプで効きがヨカばぃ。

 

ネックもボディもオイル塗装で、ボディにはローズ風に着色してあります。こんな濃い色でのオイル塗装の着色の方法が分かりません。アッシュは特にオイル塗料の吸い込みが少ないはずやのに。

ネックポケットを見て、スプレーで着色しているのが分かりました。オイル塗装といっても、私ら素人がやっとるのとは違うみたいです。アッシュに染み込ませて拭き取る方法では、こんな濃い色になりません。

ネックポケットの隙間なし!
音の違いは分からんけど、気持ちのエエモンです。

あんまりキツ過ぎると、膨張率の違いでボディ側が割れる事があるようです。ネックジョイントの部分から、塗装だけでなくボディにヒビが入ってしまったギターを見た事があります。

 

あっちこっち採寸します。スケールは、フェンダータイプの648mm。

ネックは細い感じがしたのでナット幅41mmと思ったら、42mmでした。ワシの感覚は、そげなモンやったか。▽型とは逆のカマボコタイプ。これが一般的なCシェイプなんでしょうか?。
ネックの厚み;
1f=20.4、12F=23mm。
ネックエンドの幅=56.4mm
指板厚=5.5mm
ネック厚=26mm
ブリッジの弦ピッチ=10.8mm

 

HPに細かい寸法等のデータを残しとくのが、一番安心です。
「机の上もPCの中も、整理整頓ができん性格やろ。」
「そげん言わんでんよかろ〜もん。」

お次は、ネックを外しましょう。このネックポケット、ホンマにキチキチばぃ。軽く押し込まんと、入って行かん。
あぁ、ストラトのネックエンドは、カーブしとるのよね。なんでこげな見えん部分にカーブを付けるかね。ネックポケットが作り難いやんか。

 
電気系は、音が変わらんように、PUを含めて出来るだけ元の部品を使います。

ケチらずエエパーツが使われとります。でも、1VOL,1TONE,タップスイッチだけやのに、なんでこんな複雑な配線なん? どげな配線なんか理解できとらんとです。

VOLに、ハイ落ち補正の抵抗とコンデンサらしき配線があります。

新規に作るボディ材がアイチ木工さんから届きました。トップは、アコギバック用のローズウッド2Aの5mm板。バックは、 元のBacchusと同じライトアッシュです。こげな高価な木材は、自分ではよう買わんなぁ。
Bacchusライトアッシュは、その上の2Aかもしれん。

ローズテレのルックスで、元のライトアッシュ-ソリッドの音ちゅう事でこういう組み合わせになりました。

ブックマッチが、もうチョイ左右対称になってません。
 

左右の木目を合わせるために少しカットしましょう。

接着面をピッタリあわせて。

ほぼ左右対称になりました。

接着!

接着中に、2ハム-テレの図面を完成させなイカン。

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