SDさんから、角度付きヘッドにボディトップと同じ縞黒檀のヘッドプレートを付ける御要望がありました。そんで、「この板を製材してもらう時に、ついでにツキ板も作ってもらってチョ！」と気軽に言うたとですが、そこの製材所ではスライスはできんちゅうこつでした。私の方で、なんとか作ってみる事にしました。

ボディトップに使った残りの5mm 厚の板です。ヘッドに貼るには、100×200mm ぐらいの板が必要。どうしよう？、そのサイズでルーターで厚みを削るかいな？。

色々考えて、50×200mm のブックマッチにする事にしました。ブックマッチなら見栄えも良かろう。50mm の挽き割りバィ。L字アルミに、両面テープで固定。

横にガイドもあてて、恐る恐るバンドソーでカット。

時間がかかったと。横縞は、杢じゃなくてバンドソーの跡です。

やりゃぁできるやん。

小物やけん、木工瞬間接着剤で接着されてもらいました。しばらく両手で押さえとったとばぃ。

両面テープで大きい板に貼り付けて、サンドペーパー板で地道に削りよるとです。

何十分かやっとったかのう、2mm 厚のツキ板が出〜来た。両面テープをヘラで剥がしとっと。接着するまで、割れたり反ったりせんといてな。

5ピースネックの接着ができました。両サイドにボディを置いて、眺めとります。

ネックには張り合わせの段差が少々あるけん、平になるまでサンドペーパー板で削ります。場所の都合で、手押しカンナ盤をあきらめとるとです。このサイズじゃ大変！。やる気が出らんとです。チョビット削っては、すぐお茶にしてます。まあ、のんびりやりんしゃい。

お茶してまたやり始めると、すぐに気が遠のく。

ライトアッシュとブビンガの端材をカットしよっと。

角度付きヘッドやけん、ヘッドの厚みを張り合わせで稼ぐとです。こんなサイズのメイプルは無かけん、代わりに白くて硬めのライトアッシュにしました。

いい加減なもんで、ネックのストライプと位置が一致しとらんとです。どうせ継ぎ目はツキ板と耳で隠すけん、きっと分からんでしょう。