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◆08.TV台、指板削り

小さめの20型液晶TVを買うたとです。省スペースを狙って、壁に立てかけるスタンドを作りました。未塗装。スタンドの上部は、壁にネジ留めしてあります。地震が怖いけんね。もっと大きなTVだと、木が柔らかいけん強度的に心配。

一番安い木材と、足の滑り止め用のゴム、ネジ類だけで材料費は1000円かかってません。壁裏の木を探す機械と水平器の方が高かった。2年前の年末にもテレビ台を作っとったのう。
「なんで、わざわざ三丸マークを付けたとね?」
「あそこが寂しかったとよ。マークだけで、1時間以上かかってしもうた。しかもパドウクやし。」
「力を注ぐ部分が間違うとっとやなかね。」

さて、指板を接着して一週間後。今日は午前中お仕事で、あまり進みません。
指板サイドをガイドにして、少し大きめにカットしておいたネックサイドを削ります。

この辺りから、ボディがくっ付くとです。

 

指板Rを削ろうと、ネックを机に両面テープで固定したトですが、ポジションマークを先に付けにゃ。

GuitarWorks さんの6ミリの光彩パール(アクリル)を木工用瞬間接着剤で埋めました。
指板材は、少し縞が入っとる縞黒檀やと思います。

 

 

翌日、指板R 削りを始めました。長いし幅が広いしで、大変バィ。サンディングブロックより指板の幅の方が広い。

まだ中央の鉛筆の線が消えとりません。

昼飯食って、ゆっくりやっとるトです。ゼイゼイ。
直線を確認。

今回はスルーネックやけん一つ問題があるトです。ネック(指板を除く)とボディを面一にしとります。ケンスミスや他のスルーネックのギターの写真を見てもそうなっとるように見える。
となると、ネックとボデイが平行のフェンダー系ボルトオンタイプと比べて、3ミリぐらい指板面が低くなるとです。それを見越して、指板を少し厚めの7.5mm にしとったんですけど、それでもまだ低い。 現物でも、バダスブリッジより低うございます。バダスが高い?。依頼主のSDさんには、ブリッジを掘り下げる事で了解を得とるんですが、、、。

あん時のオフ会で皆さんにそれを相談しました。ネックに角度を付けたら!ちゅう意見を頂いたんですけど、後の作業が大変な気がして。そんで、ストークのこーのさんから指板を斜めに削ったらちゅうアイデアを頂きました。

 

それも大変やけど、やってみる事にしました。ローポジションをもっと削ります。

時々、エボニーの粉を頂いときました。

 

泣きながら、いやいやお茶休憩を何度もしながら、削り続けとります。

ちったぁ、削れたか?

ふと気が付くと、、、3fと5fのポジションマークが消えかかっとる!

1.5ミリぐらいは埋め込んどったのに。しも〜た、そこまでは考えとらんかった。結構削ったやんちゅう気持ちも半分。あ〜あ。

幸い、同じポジションマークの在庫がありました。

 

ここは、慎重にミニルーターで掘る事にしました。

StewMacのルーターベースセットに付いとった送風機です。これ、本当に金魚ポンプです。水が逆流してこんように水槽より上に置いて使えと注意書きがありました。その辺のホームセンターで代用品が買えるんじゃナカでしょうか。
本当は、削りカスを吹き飛ばすんじゃなくて、 吸うて欲しい。

 

そんで、ミニルーターで少し削ったら、下にドリルの穴が出て来たんで、あっさりドリルで掘れました。

埋め直し完了。
またポジションマークが消えたら悲しカですけん、指板に角度を付けるように削るのはこれで止めました。やっぱり、ブリッジを少し落とし込みます。

 

指板をだいぶ削ったんで、フレットの溝が浅くなってしまいました。溝を切り直します。

指板の端をチップしちゃうとです。エボニーやけん修正してもほとんど分からん様になるトです。

指板を#600までサンディング。サンドペーパーの裏の紙で磨いて、

 

布で磨きました。

樹脂のツブツブ模様が出て来とります。これは、仕方なしとしといてください。

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