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◆00.計画

ゴゲンスミスのオーナーSD さんから2台目の依頼を頂きました。
ESP のアーチストモデル「無題」が元になっとって、「落第」と命名されとります。もっとずんぐりした形が良いという事で、形を変えてあります。本家は四弦ですが、五弦で極太ネック、ヘッドはワーウィックというご要望です。ワーウィックのヘッドは、角度付きでペグが斜めについとりますが、これはフェンダースタイルのヘッドでペグもまっすぐ。

色々と難題?を頂きまして、、、一つ目が六弦ベースの様な横幅の大きいボディにして欲しいというご要望でした。Fodera の6弦ベースの写真を拡大してみたら、だいたい幅340ミリでしたけどね。アイチ木材さんのボディ材ギリギリまで大きく作れるんですが、発送用のハードケースに入らんちゅう問題が出てきました。お互いに調べてみましたが、特注以外に幅の大きいベース用ハードケースは手に入らんみたいで、結局幅340ミリに落ち着いた、と思ったら、、、

ところがやっぱり大きくして欲しいということで、木材のサイズギリギリの380ミリ幅に変更。ハードケースは、後で何とかするそうです。もし、そのようなハードケースをどなたか譲って頂けるなら、連絡ください。
掲示板に音房「流石」さんより情報を頂きました。いや〜、インターネットっていいですね。ありがとうございます。
GATOR(キクタニ)GW−EXTREMEサイズ表.pdf

二つ目の難題が36インチスケールです(通常は34)。五弦の35インチは、メーカーでも作っとりますが、36インチ〜!。図面を書いてみたら、トラスロッドがネックポケットに届かんとです。約5cm も長いケンなぁ。それでコーノさんの掲示板に相談してみたとです。自作の話も出ましたが、特注トラスロッドを検討中。

 

他にもあれとこれと、、、いゃ〜色々と勉強させてくれますバィ。色んな挑戦を実験台になってやらしてくれるので、ありがたいです。

ブリッジは、StewMacから購入したHipshot A です。五弦をそげん細いビス3本で留めると〜?。付属の六角レンチは、合うとらんやったし。330g もある。
でかいアッシュボディやし、巨大激重戦車級ベースとなるでしょう。ワシャ知らんデ〜。

アイチ木材さんから材料が届きました。アッシュ2Aボディ45mm 厚に、特注3Pメイプルネック材、特注メイプル2A指板です。

おお、ネック材は柾目になっとる。いつもアイチ木材加工さんに感謝しております。

 

多層ネックの場合、どげな木目の方向で組み合わせたらエエんか、分からんでおりました。こーのさんのスルーネックJazz Bass のメイキングに書かれていて、やっとスッキリしました。ネックの裏側に向かって「ハ」の字に木目が広がる方向ですよね。

これは、No,19 ゴゲンスミスの写真です。最初の写真では「ハ」の字が逆になってますが、反りの具合かなんかで途中でひっくり返して使っていたようです。No,17 五弦ベースもその向きで使うとりました。

それで、縦横の木目を考慮してこの方向で接着することにしたトです。SD さんのご要望で、ブビンガやオバンコールのストライプ無しの3P ネックです。

ネックの2本を接着。

3本目も接着。たぶん、1週間このままでしょう。

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