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◆01.フレット擦り合わせ

 

フレットの擦り合わせやチェック、修理を色々して欲しいと、友人から古いNavigator のレスポールが送られてきました。ESP 1958モデル、1977年製レプリカの37歳 。Navigator は、超高級コピーモデルらしい。ESP の一つのブランド程度にしか知らなんだ。

 

程よく傷や塗装の剥がれがあって、シブいとです。

なんだか金色と銀色のパーツが混在しとって、変な感じやなと思ったら、金色メッキが剥がれとるみたい。ジャックプレートは、キレイに金色が残ってました。PUも、ゴールドやったんやろうか?。

塗装は、ぺったんこに痩せてしまって、クラックがシブい。

ネックバインディングは、Gibson同様にフレットサイドに被る加工がしてある。
フレットは、幅があるけど低いタイプ。

 

ペグの動きが悪いんで、油をさすため外したと。

そしたら、ブッシュがポロッと落ちた。

 

6個とももげたとです。

ブカブカです。おそらく、塗装に食い込んどったんでしょう。数十年のうちに塗装は痩せてしもうたとです。

 

オールド様にあんまし手を出しとうナカケン、厚手のコピー用紙を1周巻いて優しく打ち込んどきました。次に直す時は、穴を削って埋め直さんとイカンばぃ。

とりあえずこれで。

  

トラスロッドは、六角レンチで回すタイプ。当時は、そこまでコピーせんやったか。

大問題発生、トラスロッドが全く回らん。「キシっ」と音がするけど、動かん。こりゃもうダメやと思うて、友人にお手上げのメールしました。
ロッド調整ができんチュウ事は、すり合わせが出来んとです。

 

シリコン系の潤滑油をロッドのナットの穴の中に吹いて、1時間置いときました。イゴイゴさしとったら、なんとトラスロッドの復活です。イェ〜ぃ!。機械屋さんからしたら、常識か。

 

そんじゃ、擦り合わせすっバィ。
元からフレットが低いんで、古い窪みがちょびっと残る程度を狙って削りました。

頭を丸めて、

確認。

 
 
 

リアPU のエスカッションが割れとります。

バインディングの切れっ端を裏から接着しました。

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