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◆00.計画

ある縁で、香川県AさんのAria Pro II PE-R150 ANNIVERSARY の修理をすることになりました。ジャパンビンテージに惹かれて修理しとうなったとです。

かっちょよカバぁ〜ぃ、オーラがある。この頃のオリジナルデザイン国産エレキギターを見ると嬉しゅうなるとです。品番通り定価15万円だったのでしょうか。

ネックはしっかりしとる。リアPU は、オリジナルが壊れたそうで、DiMarzio スーパーディストーションに付け替えられとります。

ヘッドのバインディングが一部無い。

ナット幅約43ミリ、ネック厚み1f-20ミリ・12f-24ミリ。ポジションマークは、本物の貝。エボニー指板。
フレットがだいぶチビとる上に、1弦のナット溝が低すぎて音が詰まる。一度、フレットを打ち直してあるかもしれん。オーバーバインディングの跡があるとです。

ナットとフレットを交換します。

 

ボディ裏もアーチがある。メイプル・マホガニー・メイプルの三層構造らしい。
深い傷や引っかき傷がたくさんある。全部塗装剥がして、オイル塗装チュウ話もありましたが、この程度ならなんとか傷を埋めたかです。モノによっては塗装をやり直して新しい感じで蘇らせたくなりますが、これは出来るだけオリジナルの状態を残したい気分。

裏蓋は、アーチに合わせるために厚い板から削り出されとる。

 

ブリッジは、ARIAオリジナル。弦間隔は、10ミリです。

イモネジでロックしてある。

 

ブリッジの裏には、1979 MADE IN JAPAN の表記。

ありゃ〜、ひどい虫歯のようにサドルが削られとる。なんで〜!。このまま使おうと思ったけど、な〜んか気持ちわりい。メーカーに問い合わせてみたけど、現行のPE とは互換性が無いそうでダメでした。サドルだけでも入手したかった。
Gibsonタイプのブリッジは、ルックスを変えとうないけん、Aさんも私も使いとうないチュウ話になっとっと。

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