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◆01.フレット擦り合わせ

 

No,31 Jazz TL のオーナーSTさんより、修理のためEpiphone のフルアコがやってきました。
フレットのすり合わせとナット調整をやって欲しいそうです。

 

フラットワウンド弦が張られとります。音がビビったり詰まる箇所が数カ所ありました。なるほど、こりゃ直さないけません。

見ただけでは分からんとです。おお、16フレットぐらいから上がちゃんと少し坂になっとる。

弦を外す前に、ブリッジの位置が分かるようにマスキングテープを貼っときました。

ピックガードのE のマークがヨカですバィ。

 

弦を外したと。このテイルピースは、外れんしゃるとです。

ブリッジの下は、日焼けの跡。

太いフレットに見えたんで測ってみました。幅がワイド2.7ミリ、高さミディアム1ミリのフレットでした。

トラスロッドをゆるめて、確認。ネックは問題ないようです。

 

マスキングして、

すり合わせ。

確認しながら削るとです。部分的に高い所があったりします。

 

頭を丸めて、

専用のヤスリで角の処理。

 

磨き。

数時間やっとって疲れてきたんで、機械に頼りましょう。

ヨカ。

指板に少量のオイル塗料をすり込んどきました。


翌日。弦を張って、トラスロッドなどの調整。

チューニング時にナットから少しだけ「ピキ!」と音がするようでしたが、それほどひどくなくてチョビっと削ったら直りました。

 

指板のオイル塗料の硬化に一週間ぐらいかかりますが、一応修理完了。

チェックOK どえす。

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