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YAMAHA SB-5A だと思われます。
YAMAHAのサイトで、「1967年11月発売 1971年頃まで販売 」となっていました。2007年で、36〜40年のお歳になります。

・フロントPUの音が出ない
・ナットの左端が欠けている。(演奏に問題なし?)
・全体に傷、凹みだらけ。塗装が剥がれている部分もある。
・ネック良好
・ガツンとくるサウンド(リアPU)。

 

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■分解チェック(2007.4)

このベースの問い合わせを頂きまして、改めて分解チェックをしてみることにしました。

おお!ボルトオンのディープジョイント。こりゃ、参考になりますね。PRSもこんな感じなんでしょうか?

PUの取り付けネジの下には、 ご丁寧にアンカーが打ち込まれてます。

あれ?トラスロッドは何処?ヘッドにもありません。

 

金属ではなくてプラスチックの裏プレートを外すと、出てきました。この穴からロッドを回す仕組みです。

ネジは、ヘッド側がステンレスの木ネジ、ボディ側が真鍮のボルトになっています。ボディ側のネジは、ネックに仕込んである鉄のナットに錆びつかないように真鍮にしてあるんだと思います。さすが古い日本製、気配りしてありますね。

 

ネックを外してみると、シムが貼り付けてありますね。リットーミュージックのビザールギターの本によると、このベースのシムは標準?らしいです。この後、ブリッジとの関係でシムを追加しました。

ネックのつばだし部分は、メイプルの貼り合わせです。この方法なら、フェンダータイプのネック材でも作れそうです。

コントロールは、VOL, TONE, バランサーです。 バランサーには、ハイパス?らしきコンデンサーが2個付いています。こんだけ古いと、ガリもまあそれなりです。

 

問題の音が出ないフロントPUです。抵抗値は0なので、やっぱりコイルが断線しとるみたいです。小さな音がアンプから出ているのに気が付きました。マイナス側付近が断線でしょう。コイルに手を出すのはやめときました。

壊れてないPUが手に入らんヤろか。もしあったら、掲示板に連絡をお願いします。

PU下のスポンジは、いくら何でもダメですね。40年前のつぶれたスポンジに価値を感じる人はなかろう。

導電塗料も塗られてるみたいです。これもオリジナルでしょう。

スポンジだけ新調しました。

下のネジは、ブリッジを固定していた木ネジです。ブリッジを固定するにしては、小さいような気がします。ネジ穴も緩くなっていたので補強して、もう少し長い木ネジ(上)に換えます。新しいネジは、レリック加工?しときました。

前よりガッチリ固定できてます。
このブリッジは、見ての通り弦がコマを押さえるテンションが弱いです。設計ミス?。それで、シムを増やしてテンションを上げるようにしました。やっと安定してきました。

ブリッジのPU側に、アンカーが打ち込まれています。ここにミュート用のスポンジが付いた金属プレートが乗ります。スポンジは、とっくに腐って無くなってますので、金属プレートだけ付けときます。

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